今日もオガクズまみれ。

ものづくりとか、日々のつれづれとか。

「切り紙」を見に行って「めかい」に出逢う。

先月の中頃、『東北のオカザリ』という展示が気になったので、

多摩センターにある多摩美術大学美術館へ行ってきました。

  過去の展覧会>>『東北のオカザリ』

オカザリとは神を祀る紙の造形だそうです。

神社のしめ縄に下がってるピラピラした紙の本格版って感じですかね。

子孫繁栄や五穀豊穣、大漁などを祈願するため、サカナやケモノをあしらった御幣や正月飾りなどが、かなりのボリュームで展示されていて見応えたっぷりでした。

一見、素朴に見えますが、実に繊細な技術で鯛や狐、船や七福神などが切り出されていたりして、見ているウチに自分でもつくってみたくなりました^^;

館内にはボードで簡単な御幣の作り方も紹介されていましたが、もっと詳しい作り方はないものかと学芸員の方に尋ねたところ、一冊の本を紹介してくれました。

東北の伝承切り紙―神を宿し神を招く (コロナ・ブックス)

東北の伝承切り紙―神を宿し神を招く (コロナ・ブックス)

 

 内容を確認してみたかったんですが残念ながら美術館では売り切れ。。。

まぁ、いずれ手に入れて自分でも作って見ようと思います。

 

 

展示を充分に見た後は. 普段あまり来ることのない多摩センター周辺を散策することにしました。

いくつかの博物館や芝生の公園など、ぐるっと回って最後に訪れたのは、多摩市立グリーンライブセンター

ここは植物園のようにいろんな植物や樹木を植えてあるだけでなく地域の自然保護や里山の紹介、グリーンウッドでのスプーン&フォーク作りなど木工のワークショップも行っています。

各催しの募集は掲示板に張り出されていて、参考までにどんなモノがあるんだろうと流し読みしていたんですが、その中に強く引かれるモノがありました。

 

多摩めかいの会』主催のめかい作り講座。

めかいとは目篭のことで、篠竹を6本で編んでいく目篭が多摩めかいだそうです。

かごめかごめの籠ですね。

これを10月から11月にかけて週末に5回。

編み方はもちろん、素材の採集からヒネ(籠につかうヒゴ)の制作を含めて教えていただけるという面白そうな講座です。

しかも多摩市民じゃない方でも受講可能。(よっしゃ~!)

 

早速スタッフの方に聞いたところ、「人気のある講座なので募集と同時に満員になったので締め切っていたんですが、今朝キャンセルが出たので一人なら受付できますよ」との嬉しいお言葉。

早速その場で申込をして、ほくほくして帰路につきました。

 犬も歩けば棒に当たるんですね~。

 

と言うわけで現在、楽しくめかい作りの講座に通っています^^